11月11日(土)の創立50周年記念式典を挙行しました。
前日に降り続いた雨はあがり,式典当日は秋を感じさせる朝となりました。寒さと同窓会「三稜会」の寄付金で購入した体育館シートの青色により,凛とした雰囲気となりました。
岐阜県知事様、岐阜県議会議員様など多数のご来賓の方々のご出席のもと記念式典を挙行しました。ご来賓を代表して、岐阜県知事古田肇様からご祝辞を,教育委員会を代表して,教育委員竹中裕紀様よりご挨拶をいただきました。
大垣東高校が平成25年に創立40周年の式典を挙行してから、はや10年の歳月が経ちました。その間、本校の発展に貢献いただきました方々に、感謝状と記念品を贈呈させていただきました。
記念式典後は,書道部のパフォーマンスののち,本校5期生で筑波大学教授の高木英樹様、リオ・東京五輪水球日本代表主将の志水祐介様を講師として,「夢を叶えるためには」を演題に創立50周年記念講演会を開催しました。
東高の50年を振り返る50周年記念ムービー(オープニングムービー)の上映前に司会の生徒が読み上げものを紹介します。
1974年・昭和49年 大垣学区3番目の普通科高校として大垣東高校が南高校跡地に開校しました。
2023.11.11 創立50周年記念式典 司会原稿より
雨が降る中挙行された開校式兼第1回入学式。28名の教職員と368名の生徒は、古い木造校舎で設備も不十分な中、手探りで東高を作り始めました。先輩や伝統がないことを逆手に取り、「伝統という重圧がない学校」として、自分たちで学校を創るエネルギーに変えていきました。1年生だけで運営した東高祭からはじまり、創立3年目にして県大会・東海大会の優勝や全国大会への数回の出場を果たすという例を見ない偉業も成し遂げました。手作りで伝統を作り上げた日々を「物はなくても自由と自主性は一杯あった」と1期生の方々は振り返ります。
来客の紅茶に砂糖を入れるお金や校長室にソファを入れるお金があったら本を買え、顕微鏡を買え、と図書館と理科室の充実に尽力された初代校長先生をはじめ、周囲の方々のご尽力で環境も徐々に整えられていきました。創立6年目には現在の校舎が完成し、11年目には体育館が、12年目にはプールが竣工し…、と設備は充実していきました。
その間、東高生はそれぞれの場所で自分の夢をかなえるべく歩み続けています。2005年に設置された理数科では、幅広い分野の外部研究機関と連携講座を実施したり、南小や南中生に数学や理科を教える「美和塾」などを開催したりして、自分の関心を突き詰め、それを社会に生かすことができる人間になるべく勉学に励んでいます。
手作り絵本を福島へ送り続ける活動を続ける先輩や在校生、全国大会へ出場を続ける水球部を始め、毎日遅くまで活動を続ける多くの部活動の部員達、夜遅くまで自習室で勉強に励む姿、友の悩みに耳を傾ける姿、・・・・草創期のようながむしゃらさはないかもしれませんが、未来を見据えながら今をひたむきに生きる東高生らしさは、今も変わらず受け継がれています。 私たちはこれから先の50年に向けて、さらなる東高の発展のため、来(こ)し方を振り返り、先輩方の歩みをかみしめつつ私たちの歴史を作っていきます。